AIエージェントを使い始めたのは、今年の4月9日でした。最初の頃を思い出すと、任せていたことはごく小さなものばかりでした。ファイル名の整理、文章の言い回しの確認、コードの一箇所だけの修正。どれも「これくらいなら失敗しても被害が小さい」という範囲に、自分で線を引いていたのだと思います。
最初の数週間、任せる範囲は一行分だった
導入して最初の数週間は、指示を出すたびに隣で作業を見ているような感覚でした。一つの作業を頼んでは結果を確認し、次に進む前に必ず立ち止まる。任せているというより、細かく指示を出しながら一緒に進めている、という感じに近かったです。範囲を広げることへの不安より、慣れることの方が優先だったのだと振り返って思います。
1ヶ月を過ぎた頃、複数の工程をまとめて渡せるようになった
5月の半ばを過ぎたあたりから、少し変化がありました。一つの作業だけでなく、いくつかの工程をまとめて任せられるようになっていったのです。調べる、直す、確認する、という一連の流れを、途中で毎回口を挟まずに見守れるようになりました。最初のうちは結果を見て安心するまで落ち着かなかったのですが、任せた範囲が思っていたよりきちんと戻ってくることが続くうちに、少しずつ手放す感覚が自分の中に生まれていったように思います。
気づけば、一日分の作業を渡すようになっていた
7月に入った今振り返ると、任せる範囲は最初の頃とは比べものにならないくらい広がっていました。複数のアプリ開発を並行して進める作業の中で、細かい工程一つひとつではなく、一日分の作業をまとめて渡すことも増えています。もちろん最終的な確認は自分でしていますが、確認する場所そのものが、細部から全体の仕上がりへと変わってきた気がします。
4月9日から今日までの3ヶ月余りを振り返ると、任せる範囲が一気に広がった瞬間があったわけではなく、小さな「大丈夫だった」の積み重ねが、少しずつ範囲を押し広げていったのだと感じています。