「また三日坊主になってしまった……」
そんな経験、あなたにもありませんか?私は長いあいだ、何かを続けようとするたびに、決まって同じ場所で躓いていました。日記、運動、早起き。意気込んで始めては、気づけば元通り。そのたびに「私って意志が弱いな」と自己嫌悪に陥っていました。
でも、あるとき気づいたんです。続かないのは意志のせいじゃなくて、仕組みのせいだったんだ、と。
意志力に頼りすぎていた
習慣を始めようとするとき、私はいつも「よし、今度こそ毎日やるぞ!」と気合を入れていました。でも、気合って消耗するんですよね。疲れた日、忙しい日、なんとなくやる気が出ない日……そういう日に意志力だけで行動しようとすると、あっさり折れてしまう。
「やる気がある日はできるけど、ない日はできない」という状態って、結局は習慣になっていないんですよね。習慣っていうのは、考えなくても体が動く状態のことだと思うんです。そこに気づいたとき、アプローチをがらっと変えることにしました。
「置くだけ」で変わった
転機になったのは、ある本で「行動を起こしやすい環境を作れ」という話を読んだことでした。なんだか当たり前のことみたいなんですが、これが意外と効きました。
たとえば、毎朝ストレッチをしようとしていたときの話。続かない理由を考えたら、「起きたあとにわざわざヨガマットを出すのが面倒くさい」という単純な理由だったんです(笑)。そこで、ヨガマットを前日の夜から敷きっぱなしにしておくことにしました。
これだけで、ストレッチが続くようになりました。毎朝「今日はやろうかな……」と考えなくていい。起きてリビングに行けば、マットが広げてある。それだけで体が自然に動くんです。
「セットにする」という魔法
もうひとつ効いたのが、既存の習慣にくっつけるという方法です。
たとえば、日記が続かなかった私は、「コーヒーを飲みながら書く」というルールにしてみました。コーヒーを飲む習慣はすでにあるので、それに乗っかる形にしたんです。「コーヒーを淹れたら、日記も開く」というセットにしてしまう。
これが、本当に楽でした。「日記を書くかどうか」を考える必要がなくなって、コーヒーが自動的にトリガーになってくれるんです。
ちなみに、この「何かにくっつける」というやり方は、習慣化したいものが増えるほど効果を感じています。歯を磨きながらスクワット、お風呂上がりにストレッチ、電車に乗ったらポッドキャスト……こんな感じで、既存の行動に少し乗っかるだけで、気づけばたくさんのことが「当たり前」になっていました。
意志力に頼るのをやめたとき、習慣はやっと本物になった気がします。続けたい習慣があったら、まずは「どうすれば自然にできる環境になるか」から考えてみてください。きっと、ぐっと楽になりますよ。