正直に言うと、2年前の私は「ていねいな暮らし」という言葉を聞くたびに、「素敵だけど、私には無理だな」と思っていました。
残業続きで帰宅は23時すぎ。翌朝はギリギリまで寝て、急いで支度して出社——そんな毎日でした。ある日、体調を崩して数日間会社を休んだとき、「このままでいいのかな」とはじめて立ち止まりました。
そこから少しずつ始めたのが、朝のていねいな時間です。大げさなものじゃなくていい。たった10分でいい。そう決めてから、なんと600日以上続いています。
コップ一杯の水を、ゆっくり飲む
起き上がってまず最初にすること——それは、お気に入りのグラスに常温の水を注いで、ゆっくり飲むことです。
これが意外と、なんですけど、一日の雰囲気ってここで決まる気がするんですよね。スマホを見るより先に、自分の体に向き合う時間。たった2〜3分のことなのに、「今日も自分をちゃんと扱ってあげよう」という気持ちになれます。
体調を崩してから気づいたのですが、自分の体にやさしくする練習って、こういう小さなことからしかできないんだと思います。
手帳を5分だけ開く
次にするのは、手帳を開くこと。スケジュール管理じゃなくて、「今日、一つだけ大事にしたいことは何か」を書くだけです。
実は最初は続かなくて、三日坊主を何度も繰り返しました(笑)。でも「完璧に書かなくていい、一行でいい」と決めてから、すっと続くようになって。今では手帳を開かないと一日を始めた感じがしなくなりました。
あなたはどうですか?毎朝、自分のために5分使えていますか?
好きなカップで、温かい飲みものを淹れる
最後に、お気に入りのカップで温かい飲みものを淹れます。インスタントでも全然いいんです。大事なのは、「好きなカップを使う」こと。
ちなみに私は、旅先で買った小さな白いマグカップを使っています。それだけで、朝がちょっと特別になる。道具一つで気分が変わるって、本当なんだと実感しています。
「ていねいな暮らし」って、高価なものを揃えることじゃないと思うんです。自分の好きなものを、好きな使い方で、少しだけ意識して使う——それだけでじゅうぶんだと感じています。ぜひ、明日の朝から一つだけ試してみてください。