以前の私は、毎日2〜3時間の残業が当たり前でした。
帰宅は22時過ぎ、ご飯を食べたら即お風呂、そのまま倒れるように寝る。そんな生活を2年近く続けていたら、30歳のある朝、体が動かなくなったんです。
「これはマズい」と気づいてから、仕事の時間の使い方を少しずつ変え始めました。すごいライフハックじゃなくて、ほんとうに小さなことの積み重ね。でもそれが、気づけば人生を変えてくれていました。
「夜に考えるのをやめた」ことで残業が減った
最初に変えたのは、翌日のタスクを夜に決めるのをやめたこと。
以前は退勤前に「明日やること」をずらずら書き出していたんですが、夜に考えるとなんでも「念のため」で膨らんでいくんですよね。ToDoリストがどんどん長くなって、それを見るたびにため息をついていました。
そこで、翌日の仕事は「朝の15分」で決めるようにしました。出社したらコーヒーを淹れながら、3つだけ「今日のメイン仕事」を手帳に書く。それだけです。
これがびっくりするほど効いて、昼前に「今日やるべきことが終わった」という感覚が持てるようになり、夕方の迷走残業がほぼなくなりました。
退勤時間を「予定」としてカレンダーに入れた
もうひとつ変えたのが、カレンダーの使い方です。
「18時:退勤」という予定を、毎日カレンダーに入れるようにしました。
最初は「そんなことして意味あるの?」と自分でも思っていました。でもこれが、意識のスイッチとして効果絶大で。18時が近づくと「もうすぐ退勤の時間だ」という感覚が自然と生まれる。タスクの整理が前倒しになって、定時で帰れる日がじわじわ増えていきました。
ちなみに最初は「週2日できればOK」という気持ちで始めました。完璧にやろうとすると絶対に続かないので、あなたもまずは週2日だけ試してみてください。それだけで十分すごい変化だと思います。
帰宅後の「15分読書」が仕事の質まで上げてくれた
定時で帰れる日が増えたら、帰宅後に少し時間の余裕ができました。
その時間に「帰ったらまず15分だけ読書する」習慣を作ってみたんです。
今では月3冊ペースにまで育っていて、読書が私の一番の気分転換になっています。読む本はビジネス書じゃなくていい。私はエッセイや軽めの自己啓発本が多いです。「今日も一日頑張ったな」と自分をねぎらう時間として使っています。
ちょっと意外かもしれないけど、読書をするようになってから、仕事中のアイデアも増えた気がします。インプットって、ちゃんと仕事に返ってくるんですよね。残業を減らしたのに、むしろ仕事のパフォーマンスが上がった——そんな不思議な体験をしています。